アラサーゆり子がなんか言ってますけど

群馬県に住む現役保育士(26)による、夫婦生活や薄給に悩む保育士事情のことや楽しい仲間のことを好き放題綴っていくコミックエッセイ風ブログです。


【ネタバレ注意】クレヨンしんちゃんカンフーボーイズを観てみた。

お題「最近見た映画」

 「クレヨンしんちゃん爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~」

 ☆☆☆☆☆星5

 

この映画は観たことがなかった。

先週あたりだったか、日曜日の昼間に放映してたらしいけど

途中で気づいたので、観なかった。

でも、この放映を機にアマプラ解禁になったので早速視聴してみた。

あらすじ

かつて、「ぷにぷに拳」を極めし者がおり、長年にわたる戦を一瞬で

止めたという伝説があった。

 

話は変わり、弱虫おにぎりこと、まさお君がまた不良に絡まれている。

けれどいつものまさお君とは違った。

カンフーっぽい動きを会得しているまさお君を不信に思ったカスカベ防衛隊は

まさお君の行動をつけてみることに。

そこには!カンフーの修行にいそしむ、大して変わりないまさお君の姿が!!

 

カンフー師匠と、一番弟子のランちゃんに出会ったカスカベ防衛隊は、

「奥義ぷにぷに真掌(しんしょう)」を会得するために修行を始めるのであった~。

おもしろかった!

ランちゃんが可愛すぎて(ドタイプ)つらい。

眉毛太くて、オン眉の可愛い子好きやあ。声も合っている。

 

すごく意外(失礼)だけど面白かった!!!

そして泣いてしまった。

たぶん、この映画はお涙頂戴の映画ではないかもしれません。

けれど逆にそれが泣ける要因になりました。

最近のクレしん映画は正直、「さあ感動するでしょ!泣いていいよ!!」

前面に押し出しすぎていた気がしていて、違和感を覚えていました。

そして家族愛の話も好きですが、野原一家が常人離れしすぎているのも違和感。

今回もカスカベ防衛隊が常人離れした活躍をしますが、

今までに比べたら無理のない設定になっていると思います。

ぷにぷに拳と、しんのすけ

観始めた時は「ぷにぷに拳」って、なんかクレしんっぽくないような。

ネーミングセンスどうにかならんのか。とか思っていたけど、

ぷにぷにやわらかい心という意味では、この名前でもいいのかもしれない。と

後半になるにつれて私はぷにぷに拳のファンになるのであった。

 

しんちゃんはいつでもゆる~くて、ぷにぷにしたやわらかい心を持っている。

だから師匠やランちゃん、まさお君たちよりも才能があり、

どんどん急速に成長していく。

嫉妬と葛藤、成長。

この映画色々と詰め込んでいる。

友情をあっさりさっぱり、濃厚に描きつつも、

人間の持つ「嫉妬」「葛藤」「正義」「悪」という概念も

クレしんテイストで描いている。

なので、色々と詰め込んだ感があるんですけど、どれもさっぱりしてます。

なによりもこの映画は「成長」もよく描かれていると思います。

 

天才のしんのすけと、凡人のまさお君たち。

嫉妬と葛藤で思わず暴言を吐いてしまうまさお君だけど、人の優しさに触れ、

「コツコツ地道に頑張っていく」こと、

「自分勝手を止めて、やわらかい心の在る」こと。

それらを教えてもらい、悟っていくまさお君。

レビューでもありましたが、決して派手なシーンでもないけど、

確実にまさお君たちは心の成長を遂げて、何よりも素敵なものを手に入れた!

 

 

ここから先はネタバレ気味になるので、

承知の上でおねがいします!

アクション仮面ってスゲー。

しんちゃんの中の「正義」とは「アクション仮面」である。

この映画だけだと「アクション仮面の正義」はわからないけれど、

 (また映画なので設定はパラレルと思いますが)

この映画のアクション仮面「正義のヒーロー」そのものであった。

ずっとクレしんファンをやってきた私から見ると、

このカンフーボーイズの「正義」と、アクション仮面の「正義」は異なる。

しんちゃんもそれを感じて許せなかったのだと思うとしんちゃんの純真さが可愛い。

そしてアクション仮面の正義」は単純だけど難しい。

これを目の当たりにしているしんちゃんからすれば、

身勝手な正義は「悪」だろうなあ。

しんちゃんってスゲー。

もうずっと昔からですがしんちゃんの身体能力ヤバすぎる。

それもそうだけど、まさお君の暴言のことも「忘れた」と言えるしんちゃん。

家庭崩壊しても、妹の世話を忘れないしんちゃん。

自分の「正義」を仲間と信じあい、

あえて「正義をやっつける」と言えるしんちゃん。

別路線の正義を示すことができたしんちゃん。

本当しんちゃんには敵わないわあ~~~。

涙のラスト10分

この映画はどういう路線で作ろうとしたんだろう。

感動路線ではなかったと思う。

でもラスト10分でやられた。

泣くつもりなかったし感動する予定もなかったけど、やられた。

このラスト10分があるから私はこの映画を愛してしまった。

もうずっとここが観たくて繰り返してしまう。

胸が苦しくて熱い展開でした。ラスボスの心の困惑と子どもたちの純真さ。

そしてジェンカ…。(笑)

この橋幸夫さんの声とリズムと、戦闘シーン(?)のミスマッチさが心を打ちます。

「人生は楽しい」「泣かないで」「しょげないで」「仲間がいる幸せ」

暴走したラスボスの正義からの、別の正義の対比に涙が出てきます。

そして、序盤の不良の子が手を取り合って先生に「また踊ろう~」と

普通の可愛い子どもになっているシーンも地味だけどクる。

低評価にもぷにぷに

この映画の得しているところって、レビューとかで低評価をつけられても

そのレビュー返しがみんな「ぷにぷにしようぜ」となるところ。

低評価の意見とか、あって当然なワケだから普段ならスルーしているところだけど

この映画に関しては「ぷにぷに」の言葉で流れるところが素敵。

平和だねえ…。

今までにないクレしん映画

今までとはあまりにもテイストが違い過ぎる(監督違うし)ので、

驚くし、確かに賛否両論かもしれませんが、私はすごく大好きです。

そして、これが矢島晶子さん最後のしんちゃんということもあってか

古いキャラクターたちもいっぱいゲスト出演しまくりの大団円。

一緒に観てた夫も「最終回みたい…」とつぶやいてしまうほど。

ある意味矢島晶子さんのクレヨンしんちゃん最終回の映画だったかも。

この監督さんの「ユメミーワールド」も結構好きだったので、良かったです。

アニメーターってすごいと感じるED

EDのモモクロさんが歌う「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」は、

この映画一本観終わって聴くと本当に良いです。ハッピーエンド最高!!

テレビ放映ではカットされてたみたいですが、

このEDムービーが観れなかったなんてつらすぎる!!!!!

 

アニメーターって本当にすごいなあと感じました。

映画のストーリーを場面場面で区切って、それを一枚の絵で表す。

これだけの絵とか普通にほしい。

たんぽぽの絵とかすごくいい。

EDの絵と歌が好きすぎて、ここも何度も観てしまう。

映画一本観終わるころには、ほっこりとぷにぷにした気持ちでいっぱいになる。

ああ、劇場で観ればよかった。

すごくいい映画でした!

長々と語ってしまいましたが、すごくいい映画でした。

次からもこういう路線(感動を押し付けない)で作ってほしいです。

自然にストーリーにのめりこみ、自然に感動してしまいました。

そして意外にも考えさせられ、新たな試みに驚く、そんな映画です。

ぜひ、観てみてください!!